【特養入居までの手続きや流れ】失敗しない6つのステップ

ご家族
特養の入居を考えているのですが、どうすれば良いですか?
生活相談員
お問い合わせありがとうございます。特養の入居をお考えでしたら、まず申込みをしていただく必要があります。
ご家族
わかりました。申し込みには何か決まった「申込書」みたいなものがあるんですか? あと、申し込みが済んでから入居するまでどのようなことが必要ですか?
生活相談員
決まった申し込み用紙がありますのでお渡ししますね。併せて、必要な書類などをまとめた紙もお渡ししますので説明させていただきます。お申込みいただいてから入居までにいくつか段階があるので、それも詳しく説明します。

特養入居までの手続きや流れ~失敗しない施設選び~

step

特養に入居するまでの手続きや流れを紹介します。
お住いの都道府県によって違いがあると思いますので、希望する施設が決まれば直接その施設へ段取りなどの確認してください。

ステップ1:電話での問い合わせ

希望する施設へ問い合わせをします。
問い合わせ方法は電話の方が良いでしょう。

IT技術が進歩し、インターネットで検索をかけるといろいろな情報が入手できる世の中になっていますが、特養はまだまだアナログなところが多いのが現状です。

『LIFULL 介護』などの介護施設検索サイトを見てもらってもわかりますが、有料老人ホーム等は資料請求がすぐできるように準備されているのに対し、特養は一部を除きほとんど資料請求ができる状態でないところの方が多いです。
また、各施設のホームページにe-mailアドレスやお問い合わせフォームがあってもうまく活用されているところもあれば、あまり活用されていないところもあるので、電話で問い合わせをした方がスムーズです。

ご家族
入居に関して相談をしたいのですが、担当の方お願いします。

と伝えると良いでしょう。

また、電話で問い合わせた方が良い別の理由は、直接担当者と電話で話をしておくと、その時に疑問点なども確認できることや、施設見学の相談もその時にできるので、スムーズに進められることができます。

ステップ2:入居申し込み

まずは必要書類を用意し、希望する特養へ入居申し込みが必要です。

必要書類については全施設共通様式と別に各施設で求める書類があると思いますので、事前に必要書類の確認をしておいた方がスムーズです。

例えば私のいる大阪府では
『大阪府 指定介護老人福祉施設[特別養護老人ホーム]等 入所選考指針』
に挙げられている書類が必要です。

【標準様式1】入所申込書兼台帳(ご家族が記入)
【標準様式2】入所選考調査票(ケアマネージャーや入院中ならソーシャルワーカーが記入)
介護保険被保険者証の写し(ご家族、もしくはケアマネージャーが用意)
要介護認定調査票の基本調査の写し(ケアマネージャーが用意)
直近3か月分のサービス利用票の写し(ケアマネージャーが用意 ※施設や病院にいる方は不要)
サービス利用票別表の写し(ケアマネージャーが用意 ※施設や病院にいる方は不要)

を添付した上で申し込みを行うよう決まりがあります。

①、②の書類はコピーしたものでも構わないので、複数の特養へ入居申し込みを出される場合コピーをして提出すると楽です。

インターネットで『都道府県(お住いの都道府県) 入所選考 指針』と検索して確認するか、問い合わせの段階で希望する施設に必要書類の確認をしておいても良いと思います。

また、施設によっては上記の書類に加えて、健康状態の確認ができる書類(健康診断書、診療情報提供書等)を求められる場合もあります。

ステップ3:入所選考委員会

各施設で毎月1回『入所選考委員会』が開かれます。

施設長をはじめ、生活相談員や介護職員等の各職種と、施設以外の第三者(地域の代表として選任されている当該施設を運営する社会福祉法人の評議員や福祉サービスに関する苦情解決の仕組みにおいて選任することとされている第三者委員等)による合議制の委員会で申し込みがあった方の順位を決定します。

各都道府県で定められた判断基準を基に計算された点数で順位を決めることがルールとなっています。
※緊急性の高い方は点数と併せて入所選考委員会での話し合いで順位を決めます。

ステップ4:入居前面接

入所選考委員会で決定された順位が上位になるといよいよ面接です。施設担当者から申し込み者へ直接電話があり、面接の日時や場所の相談があります。

面接では本人の身体の状態から生活歴等の確認があります。何歳にどんな病気をされたか、いつ入院をされたか等に加え、どこで生まれ、何歳で結婚されたか等も確認しておくと良いでしょう。

ステップ5:入居前審査

面接内容健康診断書等入居直前の審査があり、入居の可否が決まります。入居が可能となればベッドが空き次第入居になります。

ステップ6:契約・入居

重要事項説明書による説明を受け、契約書を交わし施設での生活が始まります。

 

このような流れで進みます。

まずは申し込みをしなければ先へは進まないので、特養の入居を考え始めたらすぐに申し込みをしましょう。また、いろいろな事情で可能な限り早く入居を希望される場合はできるだけ多くの特養へ申し込みをしておくことをお勧めします。

 

特養入居までの手続きや流れ~失敗しないための施設見学~

案内

施設見学は必ずしておきましょう!

入居されるご家族が施設でどのような生活を送ることができるのかをあらかじめ確認するためにも、申し込みをする施設の見学はできるだけしておいた方が納得して施設を決めることができるので、必ず施設見学はしてください
同じユニット型個室の特養でも施設によって雰囲気や考え方、アピールポイントは全然違います

1か所だけしか見学に行かなかった場合

「特養はこんなもんか~」
という反応で、ある程度説明をした後に疑問点を尋ねると少し考えられますが
「大丈夫です」
と答えられる方が多いです。

2か所以上見学をされている場合

まず、同じユニット型個室の特養でも全然違うことに驚かれます。
そして、その違いから感じたことについての質問があります。
中には、
「ここは家みたいに家庭的な雰囲気で私が入りたいくらいです。これまで3か所見てきて自分の中ではもう〇〇さん(施設の名前)って決めていたんですが、ここがいいです。」
と、うちの施設を選ばれた方もいました。

 

施設見学に行った時、まず何を確認しますか?

貴重な時間を使って施設見学に行くのですから、事前に何を確認しておく必要があるのか具体的に決めておきましょう

 

特養入居までの手続きや流れ~情報の集め方~

パンフレット

いろいろな施設の資料を取り寄せる

具体的に何を確認したら良いかわからない方は希望する地域にある施設の資料『LIFULL 介護』などの介護施設検索サイトから複数入手し、それぞれの施設の強みやアピールポイントを見比べると何を確認したら良いかヒントが見つかります。

アピールポイント他の施設ではされていないサービス内容が書かれています。

例えば
「入浴が週3回以上入れます」
というアピールがされていれば、
「入浴の回数に決まりがあるのか?」
「入浴は普通、週何回入れるのか?」
などの確認につながります。
そして、確認しておいきたいことをメモしておく方が良いでしょう。

『LIFULL 介護』のサイトが使いやすいので、この機会に見てみてください。

『LIFULL 介護』へはこちらから

別のページ

▶「特養の探し方~納得して施設を選ぶための方法~」

で詳しく説明していますので、こちらも参考に見てみてください。

 

 

次は特養に入居するまでどれくらいの期間が必要かについて詳しく説明していきます。

▶「特養入居申し込み後に必要なこと~待ちの期間を早める4つの方法~」

をご確認ください。